ダン・ブラウン (Dan Brown)

1964.6.22〜
ニューハンプシャー州生まれ。
アムハースト大学卒。
英語教師を勤めながら作家へ転身。
1998年「パズル・パレス」でデビュー。
2000年、ラングドン・シリーズ第1作「天使と悪魔」を刊行。
2003年、同シリーズ第2作「ダ・ヴィンチ・コード」が世界的大ベストセラーに。
父は数学者、母は宗教音楽家、妻は美術史研究者で画家。

OHP
著作リスト
No. 年度 邦題/原題 備考
1998 パズル・パレス Digital Fortress
2000 天使と悪魔 Angels & Demons ロバート・ラングドン・シリーズ
2001 デセプション・ポイント Deception Point
2003 ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code ロバート・ラングドン・シリーズ
200? The Solomon Key ロバート・ラングドン・シリーズ
    Digital Fortress
1998パズル・パレス

全通信を傍受・解読できるNSAの スーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。 対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能な このコンピュータの存在は決して公にできない国家機密であった。 だが、この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した 「デジタル・フォートレス」という解読不可能な暗号ソフトを楯に、 「トランスレータ」の公表を迫ったのだ。 このソフトが流布されれば、アメリカは完全に無防備になってしまう…。
    Angels & Demons
2000天使と悪魔★★★★
ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から 電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。 それは十七世紀にガリレオが創設した 科学者たちの秘密結社“イルミナティ”の伝説の紋章だった。 紋章は男の死体の胸に焼印として押されていたのだという。 殺された男は、最近極秘のうちに大量反物質の生成に成功した科学者だった。 反物質はすでに殺人者に盗まれ、密かにヴァチカンに持込まれていた―。 ラングドン・シリーズ第1作。 ハーヴァード大学教授(宗教象徴学専門)のラングドンは スイスのセルン(欧州原子核研究機構)の所長から助力を求められた。 研究所で反物質の生成に成功した研究者が殺害され、 その遺体に"イルミナティ"の紋章が焼印されていたのだ。 さらに核の数十倍のエネルギーを持つ反物質のサンプルが盗まれていた。 なりゆきからラングドンは殺された学者の娘ヴィットリアとともに 反物質のサンプルを奪い返すため、 コンクラーベ中のヴァチカンへと乗りこむが―― 宗教と科学の対立をテーマにしたサスペンス。 歴史的に宗教に迫害された科学の復讐物語。 反物質のサンプルは24時間以内にセルンで充電しないと爆発。 このタイムリミットの効果が疾走感を強めます。 テロの実行人の暗殺者(ハサシン)との対決や、 史実、イルミナティ、フリーメイソンといったメタ要素も 妙なリアリティを生んで、とにかくのめりこむ。 ローマ・ヴァチカンの観光ガイド本にもなるよ。 「ダ・ヴィンチ・コード」が未読なら、 これを先に読んだほうがいいですよー。
    Deception Point
2001デセプション・ポイント

国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。 現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、 現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。 選挙戦はNASAに膨大な予算を費やす現政府を非難し、 国民の支持を集めている父が有利に進めていた。 そんなある日、レイチェルは直直に大統領から呼び出される。 NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきてほしいというのだが…。
    The Da Vinci Code
2003ダ・ヴィンチ・コード★★★★
ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。 死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描 “ウィトルウィウス的人体図”を模した形で横たわっていた。 殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、 警察より捜査協力を求められる。 現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、 一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く…。 ラングドン・シリーズ第2作。 ヴァチカンの事件から一年。 パリに講演に来ていたラングドンは真夜中、 警察にホテルからルーヴル美術館へ呼び出され、 会合の約束をしていがすっぽかされた館長のソニエールの異様な死を知る。 "ウィトルウィウス的人体図"を模し、暗号めいたその死にようは 館長の孫娘で暗号解読官のソフィーへの重要なメッセージで、 ラングドンは彼女に協力する形で事件の深みへとはまっていく―― テーマは……いっていいのかな、いいよな。聖杯伝説です。 現代のサスペンスと歴史ミステリーを軸に 相変わらずのハイスピード展開で息つく暇もありません。 ジェットコースターとおなじで人気で行列はできるけど 降りて落ち着けば余韻なんてとくにないんですけどね! 作者とて文学性なんて求めてないんだろうから、 そのへんはエンタメと割りきって楽しんだ者勝ちです。 知的(笑)好奇心を刺激するトリビアは世界でも歓迎されるんだなぁ。 前作ヒロインのヴィットリアとは音信不通に>< 今作ヒロインのソフィーは次回作でどうなることやら。 なんせあれだもんねぇ。どえらい因子を持っているものねぇ。究極よ。 文庫(下巻)に出てるURL。 http://www.kadokawa.co.jp/davincicode/ すでに切れてます(^^; 無責任! http://www.kadokawa.co.jp/sp/200405-05/ んで、これがそれに当たるのかな。有名な美術品の見方も変わりますね。
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