原 りょう (はら りょう)

1946.12.18〜
佐賀県鳥栖市生まれ。
佐賀県立鳥栖高等学校、九州大学文学部美学美術史科卒。
大学卒業後上京しジャズピアニストに。
その後帰郷し創作活動に本腰を入れ、
1988年、第2回山本周五郎賞候補作「そして夜は甦る」でデビュー。
1989年「私が殺した少女」で第102回直木賞受賞。
1991年「天使たちの探偵」で第9回日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。
本名:原 孝
1988「そして夜は甦る」

ルポ・ライターの失踪、怪文書、東京都知事狙撃事件…。 西新宿に探偵事務所を構える沢崎が立ち向かう 難事件の背後には巨大な陰謀が隠され、 鮮やかなラストシーンに向って物語はスピーディに展開してゆく。 レイモンド・チャンドラーに心酔する、 ジャズ・ピアニストの著者が2年の歳月をかけ完成させた渾身の処女長篇。 いきのいい会話と緊密なプロットで贈る、期待の本格ハードボイルド登場。 デビュー作。沢崎シリーズ第1弾。
1989「私が殺した少女」★★★★
夏の初めの昼下り、西新宿のはずれにある自分の事務所を出て、 豊島区目白の依頼人の邸宅へブルーバードを走らせた私は、 不運にも誘拐事件に巻きこまれてしまった…。 1988年4月、本格的な長篇ハードボイルド『そして夜は甦る』でデビューし、 42歳の大型新人と評判になった著者が大きな期待と注目のなか、 私立探偵沢崎を窮地に追い込んで サスペンスを盛り上げる長篇第2作をついに発表。 沢崎シリーズ第2弾。ハードボイルド。誘拐もの。 第2弾だったのか… 繋がりはない感じだったのでいいけどさ。 チャンドラーに傾倒してるだけあって作風は酷似。 個人的に甘ったるいのが好きなんですが、 たまにはこういうのもいいですねー、引き立つし。
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