西澤 保彦 (にしざわ やすひこ)
1960.12.25〜
高知県出身。
米エカード大学創作法専修卒。
高知大助手、女子校講師を経て、平成7年「解体諸因」でデビュー。
SF的要素を含んだユニークなミステリが多い。
ワープロのキーボードは親指シフト派(w
超参考
1995「解体諸因」★★★★☆
6つの箱に分けられた男。 7つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。 エレベーターで16秒間に解体されたOL。 34個に切り刻まれた主婦。 トリックのかぎりを尽くした9つのバラバラ殺人事件に ニューヒーロー・匠千暁(たくみちあき)が挑む傑作短編集。 ミステリ。 バラバラ殺人のみで構成された短編集。 バラバラにする必然もなかなか自然(意味不明 どれも長編でもいけそうなアイディアですねー。これ大好き。 バラバラ好きなら必読です♪(いや、こわいから
1995「完全無欠の名探偵」★★★☆☆
異能の名探偵が挑む謎の連鎖。 殺人の動機、不倫に隠された秘密。 精緻な論理で明かされる意外な真相。 遠く離れて暮らす孫娘りんのため、 大富豪がお目付け役に送り込んだ青年山吹みはる。 「誰も嘘をつけないのよ、きみを前にすると」 彼が短いあいづちを打つだけで、人々が勝手に記憶の糸を辿り、 隠された意外な真相へと導かれる。 精緻なロジックで事件が分析、推理されていく究極のアームチェア探偵新登場。 変格ミステリ。 形式は「解体諸因」にそっくりです。 上記いわく、山吹みはるを前にすると相手は勝手に喋り出します(w そこから事件が解決へと導かれていくスタンスね。 推理する、じゃなく、推理されていく、 まさに究極のアームチェア探偵新登場。
1995「七回死んだ男」★★★★★
どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう。 渕上零治郎老人―。 「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、 祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。 孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは。 SFミステリ。 タイムスリップする度に殺される祖父を 助けようとする主人公のお話。 しかし見事な殺されっぷりだな(w 彼の最高傑作でしょうねー。
1996「殺意の集う夜」★★★☆☆
嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。 深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。 その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。 園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。 ミステリ。 ドミノ殺人。語感がよすぎ。直截簡明。ナコルル。 それだけじゃ終わらないのがいいですねー。 しかし見事な殺しっぷりだな(w
1996「人格転移の殺人」★★★☆☆
突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、 人格を入れ替える実験施設だった。 法則に沿って6人の人格が入れ替わり、 脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。 犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか? SFミステリ。 人格が入り乱れるのでフーダニットにウエイトを置いてますねー。 なんだか疲れた……。
1997「瞬間移動死体」★★★☆☆
妻に苛められることで愛を確認するヒモも同然の婿養子。 何を言われても耐えられたが、 どうしても許すことの出来ない一言を妻は口にしてしまう。 愛は憎悪に変わり、男は自分のある能力を駆使した殺人計画を練る。 だが、事態はまったく予期せぬ展開を! SFミステリ。 内容以上に目次が面白すぎなんですが(w コイケケイコたんがたまらんのでつ。 表紙もかなり綺麗(中身を褒めれ▼BACK▼ ▽TOP▽
1999「念力密室!」★★☆☆☆
売れない作家・保科匡緒のマンションで起こった密室殺人。 そこに登場する“チョーモンイン(見習)”神麻嗣子。美貌の能解警部…。 「神麻嗣子の超能力事件簿」の最初の事件である表題作をはじめ、 “密室”をテーマにした6作品を収録! 神麻嗣子シリーズ第3弾。SFミステリ。 密室の手法より必然性に目を向けたのは面白いです。 んー、でも、まあ、普通(´Д⊂