山口 雅也 (やまぐち まさや)

1954〜
横須賀市出身。
早稲田大学法学部卒。
在学中よりミステリー評論などで活躍し、
1989年「生ける屍の死」で作家デビュー。
この作品は「このミス」誌で1990〜2000年、10年間のベスト1に。
「日本殺人事件」で第48回日本推理作家協会賞を受賞。
著作リスト
No. 年度 タイトル 備考
1989 生ける屍の死
1991 キッド・ピストルズの冒涜 キッド・ピストルズシリーズ
1993 13人目の探偵士 キッド・ピストルズシリーズ
1993 キッド・ピストルズの妄想 キッド・ピストルズシリーズ
1994 ミステリーズ
1994 日本殺人事件
1995 キッド・ピストルズの慢心 キッド・ピストルズシリーズ
1996 ミステリー倶楽部へ行こう 随筆
1996 垂里冴子のお見合いと推理 垂里冴子シリーズ
1997 続・日本殺人事件
10 1998 マニアックス
11 1999 マザーグースは殺人鵞鳥 随筆
12 1999 ミステリーDISCを聴こう 随筆
13 2000 続・垂里冴子のお見合いと推理 垂里冴子シリーズ
14 2002 奇偶
15 2004 PLAY プレイ
16 2005 チャット隠れ鬼
17 2005 ミステリー映画を観よう 随筆
1989「生ける屍の死」★★★★★

ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った! この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。 死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される 殺人劇の必然性とは何なのか? 自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、 果たして肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか? ミステリ(以下略) 死者が蘇る、という状況下で起きる連続殺人。 探偵まで死者になっちゃいます…タイムリミットは肉体の壊死(^^; (ネタバレじゃないですよぅ、カバーに書いてあるし)
1994「ミステリーズ」★★★★
密室殺人にとりつかれた男の心の闇、 一場面に盛り込まれた連続どんでん返し、 不思議な公開捜査番組、姿を見せない最後の客。 人気の本格推理作家が明確な意図を持って みずからの手で精密に組み上げた短編集。 短編集。 中身も外見も凝ってますねぇ。センス○。 著者曰く「狂気」と「逸脱」がテーマだそうな、なるほど。
1998「マニアックス」★★★★
孤島に住み、漂着物を集める女性に秘められた過去とは? パルプ・マガジンのコレクターの住処では何が起きた? 謎の流浪の民族に出会った父親が抱いた恐怖とは? 「人形の館の館」の中で密室はいかにして作られた? そんなマニアックなコレクターたちの恐怖と驚愕を集めた珠玉集。 『ミステリーズ』の姉妹編。 短編集。 ノリは「ミステリーズ」と同じですねー。 それ以上にマニアックですが(w 独特の文体というか海外作家のような作風の持ち主だなぁ。
▼BACK▼          ▽TOP▽