山村 美紗 (やまむら みさ)
1934.8.25〜1996.9.5
京都生れ。
京都府立大学文学部国文学科卒。
弟は政治学者の木村汎。
娘は女優の山村紅葉。
1970年「京城の死」で江戸川乱歩賞候補、
翌年「死体はクーラーが好き」が小説サンデー毎日新人賞候補となり、
1974年、長編「マラッカの海に消えた」を刊行。
「消えた相続人」で第3回日本文芸大賞を受賞。
西村京太郎との親交が厚かった。
OHP
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1980「エジプト女王の棺」★★★★☆
京都美術館で開催中のエジプト展から、 遺宝を盗もうとした男が謎の薬物中毒死。 二年後、修学旅行中の女子中学生が旅館の屋上から墜死。 彼女は「エジプト、ミイラ」と言い遺した……。 第二、第三の謎の変死事件。背後に中学生売春問題!? エジプトと京都を舞台に、華麗に展開する国際的スケールの本格推理! ミステリ。 京都美術館のエジプト展から始まる連続変死事件。 探偵役のキャサリンはシリーズものみたいですね。 古都とのミスマッチが映える。エジプトの情景も卓越。 カノピス容器に首っ丈。 エジプトとミステリは相性いいね。 隠れた名作。 "京都のクリスティ"の異名はだてじゃない(w