Den Skrattande Polisen.
1968「笑う警官」★★★★☆
ベトナム反戦デモが荒れた夜、
放置された一台のバスに現職刑事八人を含む死体が!
史上初の大量殺人事件に警視庁の殺人課は色めき立つ。
アメリカ推理作家クラブ最優秀長編賞受賞の傑作。
ミステリ。警察小説。
マルティン・ベックシリーズ第4弾。
筋書きをおさらい。
ストックホルムの街はずれの荷役場に二階バスが衝突。
車内には乗客全員の銃殺体が発見された。
狂人による無差別軽機関銃乱射説が濃厚とされるなか、
被害者のひとりである部下の生前の行動を調べるうちに、
ベックの前に迷宮入りとなった過去の事件が浮かび上がる――
まさに警察小説ですね。主人公は組織だ。
ベックが名探偵よろしく快刀乱麻を披露したりなどせず、
殺人課のメンバーが一丸となり
それぞれの持ち味で一歩一歩、解決に向かっていく感じ。
ただ舞台がなじみの薄いスウェーデンだけあって
微妙に人名地名に手こずったな(;´Д`)
英米にはない新鮮さがありますけどね。
文章もリズムに乗れなかったんだけど、
共作が原因か。いや、個人の問題だよな…
決して読みにくいわけではないです。
いきなりシリーズ4作目なのもよくないのかな。
つながりは感じられませんけど、
殺人課の人員はレギュラーだよな、きっと。
そんなわけで機会があれば「ロゼアンナ」をおさえたいもんです。
爪楊枝がナイス(w
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