エドガー・アラン・ポー (Edgar Allan Poe)
1809〜1849
ボストン生まれ。
アメリカの詩人・小説家。
詩を極度に意識的な美の構築物であるとする詩論とその詩により、
フランス象徴派に決定的な影響を与えた。
また、推理小説のジャンルをひらいた。多くの短編小説を残す。
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The Murders in the Rue Morgue 1841「モルグ街の殺人事件」★★★★☆
特異な美意識とともに明晰な頭脳と数理的な思考をもち、 近代小説に推理小説のジャンルを確立したポーの短編集。 残虐異常な母娘殺人事件の謎を、 天才的な分析力をもったデュパンが解明する 推理小説第一作『モルグ街の殺人事件』、 同じくデュパンがその推理能力を遺憾なく発揮する『盗まれた手紙』、 死の世界の恐怖を象徴的に描く『早すぎる埋葬』など5編を収録する。 (新潮文庫版) モルグ街の殺人事件 The Murders in the Rue Morgue 落穴と振子 The Pit and the Pendulum マリー・ロジェの怪事件 The Mystery of Marie Roget 早すぎる埋葬 The Premature Burial 盗まれた手紙 The Purloined Letter ミステリの祖。 謎の提示、密室、善良な叙述(記述)者、 頭脳明晰な探偵、論理的な分析・推理と ミステリに欠かせない要素を取り込んだマイルストーン。原点。 ミステリ史に燦然ときらめく開闢の一作。 ここからミステリが開拓されて行くわけですねー(^^) グロテスクとアラベスク。 ただものすごい読みにくいので地雷にもなりうるかも。 「モルグ街」「マリー・ロジェ」「盗まれた手紙」と デュパンものは押さえてあるので手元に置いておきたい一冊。
1974「ポオ小説全集」
アメリカ最大の文豪であり、 怪奇と幻想、狂気と理性の中に美を追求したポオ。 彼は類なき短編の名手である。 推理小説を創造し、怪奇小説・SF・ユーモア小説の分野にも 幾多の傑作を残した彼の小説世界を全4巻に完全収録した待望の全集! 全巻にハリー・クラークの口絵1葉を付した。 ●〈1〉収録作品 「壜の中の手記」 「ベレニス」 「モレラ」 「ハンス・プファアルの無類の冒険」 「約束ごと」 「ボンボン」 「影」 「ペスト王」 「息の喪失」 「名士の群れ」 「オムレット公爵」 「四獣一体」 「エルサレムの物語」 「メルツェルの将棋差し」 「メッツェンガーシュタイン」 「リジイア」 「鐘楼の悪魔」 「使いきった男」 「アッシャー家の崩壊」 「ウィリアム・ウィルソン」 「実業家」 ●〈2〉収録作品 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」 「沈黙」 「ジューリアス・ロドマンの日記」 「群集の人」 「煙に巻く」 「チビのフランス人は、なぜ手に吊繃帯をしているのか?」 ●〈3〉収録作品 「モルグ街の殺人」 「メエルシュトレエムに呑まれて」 「妖精の島」 「悪魔に首を賭けるな」 「週に三度の日曜日」 「楕円形の肖像」 「赤死病の仮面」 「庭園」 「マリー・ロジェの謎」 「エレオノーラ」 「告げ口心臓」 「陥穽と振子」 「鋸山奇談」 「眼鏡」 「軽気球夢譚」 「催眠術の啓示」 「早まった埋葬」 ●〈4〉収録作品 「黄金虫」 「黒猫」 「長方形の箱」 「不条理の天使」 「「お前が犯人だ」」 「ウィサヒコンの朝」 「シェヘラザーデの千二夜の物語」 「ミイラとの論争」 「天邪鬼」 「タール博士とフェザー教授の療法」 「ヴァルドマアル氏の病症の真相」 「盗まれた手紙」 「アモンティリャアドの酒樽」 「アルンハイムの地所」 「メロンタ・タウタ」 「跳び蛙」 「×だらけの社説」 「フォン・ケンペレンと彼の発見」 「ランダーの別荘」 「スフィンクス」 「暗号論」▼BACK▼ ▽TOP▽
1979「ポオ詩と詩論」
比類のない散文家ポオは、詩人としても天才の名をほしいままにした。 ボードレールに始まるフランス象徴詩派に 決定的な影響を与えた彼の全貌をここに。 巧緻精妙をきわめる「鴉」など全詩六十三編と、 「鴉」を例にとって彼自身の創作法の 秘密を明らかにした「構成の原理」をはじめ 「詩の原理」「ユリイカ」の代表的詩論三編を収める。