〜牧歌的ミステリ史〜 デビュー作なんだ〜 代表作だね☆ デビュー作で代表作だよ〜 \ぜんぶ読めばみすてりつぅ〜/ ニューン 1841年 「モルグ街の殺人」 エドガー・A・ポー singularity(特異点) 1865年(慶応元年) 「不思議の国のアリス」 ルイス・キャロル 言葉遊びの神様(いろんな意味で)。ポーの影響も受けています。 1866年 「ルルージュ事件」 エミール・ガボリオ 世界初の長編推理小説。 1868年(明治元年) 「月長石」 W・コリンズ 英語で書かれた最初の長編推理小説。 1886年 「ジキル博士とハイド氏」 ロバート・スティーブンソン 1887年 「緋色の研究」 コナン・ドイル 名探偵ホームズ誕生。ミステリを確立させる。 1891年 「ビッグ・ボウの殺人」 イズレイル・ザングウィル 最初の本格密室殺人ストーリー。 1892年 「シャーロック・ホームズの冒険」 コナン・ドイル この短編集をしてドイル、不動の地位へ。この時代は短編が主流。 1897年 「吸血鬼ドラキュラ」 ブラム・ストーカー 1905年 「怪盗紳士ルパン」 モーリス・ルブラン 1907年 「黄色い部屋の謎」 ガストン・ルルー 「赤い拇指紋」 オースチン・フリーマン 「木曜の男」 G・K・チェスタトン 1910年 「オペラ座の怪人」 ガストン・ルルー 「813」 モーリス・ルブラン 1911年 「ブラウン神父の童心」 G・K・チェスタトン 1912年(大正元年) 「歌う白骨」 オースチン・フリーマン 元祖倒叙もの。 1913年 「トレント最後の事件」 E・C・ベントリー 黄金時代の幕開けに位置付けられる作品。長編が主流に。 1918年 「アンクル・アブナーの叡智」 メルヴィル・D・ポースト 1920年 「スタイルズ荘の怪事件」 アガサ・クリスティ 女王クリスティ、ポアロを引き連れ颯爽とデビュー。 「樽」 F・W・クロフツ 「フォーチュン氏を呼べ」 H・C・ベイリー 1921年 「恐ろしき四月馬鹿」 横溝正史 日本を代表する大探偵作家の登場。 1922年 「二銭銅貨」 江戸川乱歩 日本のポー、始動。内容はカー、功績はクイーン寄り。 「赤毛のレドメイン家」 イーデン・フィルポッツ 「赤い館の秘密」 A・A・ミルン 田舎屋敷ムーブメント。 1923年 「誰の死体?」 ドロシー・L・セイヤーズ 1924年 「矢の家」 A・E・W・メースン 「鑢」 フィリップ・マクドナルド 1925年 「陸橋殺人事件」 ロナルド・A・ノックス 1926年(昭和元年) 「ベンスン殺人事件」 S・S・ヴァン・ダイン ガチガチの本格派の巨匠、汽船に乗艇し登場(SS) 「アクロイド殺し」 アガサ・クリスティ 1927年 「ベラミ裁判」 フランセス・ノイズ・ハート 「カナリヤ殺人事件」 S・S・ヴァン・ダイン 1928年 「孤島の鬼」 江戸川乱歩 「陰獣」 江戸川乱歩 「グリーン家殺人事件」 S・S・ヴァン・ダイン 「秘密諜報部員」 サマセット・モーム 1929年 「ローマ帽子の謎」 エラリイ・クイーン ミステリの完成へ、われらのクイーン文壇デビュー。 「僧正殺人事件」 S・S・ヴァン・ダイン 「毒入りチョコレート事件」 アントニイ・バークリー 「完全殺人事件」 クリストファ・ブッシュ 1930年 「夜歩く」 J・D・カー 不可能犯罪の作家、怪奇と密室をひっさげ堂々デビュー。 「マルタの鷹」 ダシール・ハメット ハードボイルドの雄、躍進の傑作。 1931年 「殺意」 フランシス・アイルズ 三大倒叙の一角。 「ガラスの鍵」 ダシール・ハメット ハードボイルドの雄、躍進の傑作(2回いうな) 1932年(昭和7年) 「ギリシア棺の謎」 エラリイ・クイーン 「エジプト十字架の謎」 エラリイ・クイーン 「Xの悲劇」 エラリイ・クイーン 「Yの悲劇」 エラリイ・クイーン すっげぇ……(;´Д`) 1934年 「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎 国内・三大奇書の一。 「オリエント急行の殺人」 アガサ・クリスティ 「ナイン・テイラーズ」 ドロシー・L・セイヤーズ 「伯母殺人事件」 リチャード・ハル 「クロイドン発12時30分」 F・W・クロフツ 三大倒叙の二角。 1935年 「ドグラ・マグラ」 夢野久作 国内・三大奇書の一。 「三つの棺」 J・D・カー 「腰ぬけ連盟」 レックス・スタウト 1938年 「野獣死すべし」 ニコラス・ブレイク 1939年 「そして誰もいなくなった」 アガサ・クリスティ 「ディミトリオスの棺」 エリック・アンブラー 「大いなる眠り」 レイモンド・チャンドラー 1940年 「十二人の評決」 レイモンド・ポストゲート 1941年 「ハイヒールの死」 クリスチアナ・ブランド 1942年 「幻の女」 ウイリアム・アイリッシュ HM「ミステリ・ハンドブック」読者投票第1位。 「法の悲劇」 シリル・ヘアー 1944年 「スイート・ホーム殺人事件」 クレイグ・ライス 「大はずれ殺人事件大」「大あたり殺人事件」もどうぞ。 1945年(終戦、戦後世代へ) 「私が見たと蠅は言う」 エリザベス・フェラーズ 1946年 「本陣殺人事件」 横溝正史 1947年 「不連続殺人事件」 坂口安吾 「裁くのは俺だ」 ミッキー・スピレイン ミステリ界の破壊王マイク・ハマー乱入! 1948年 「獄門島」 横溝正史 「ジョゼベルの死」 クリスチアナ・ブランド 1949年 「眼中の悪魔」 山田風太郎 「虚像淫楽」 山田風太郎 1951年 「ライ麦畑でつかまえて」 J・D・サリンジャー 「時の娘」 ジョセフィン・テイ 歴史ミステリの最高峰。 1954年 「長いお別れ」 レイモンド・チャンドラー 1955年 「はなれわざ」 クリスチアナ・ブランド 1956年 「黒いトランク」 鮎川哲也 「りら荘事件」 鮎川哲也 「わらの女」 カトリーヌ・アルレー 不文律を唾棄した異色の作品。 1957年 「点と線」 松本清張 国内・社会派全盛期。 「殺人交叉点」フレッド・カサック 1962年 「シンデレラの罠」 セバスチアン・ジャプリゾ 前代未聞、一人四役の異色作。 「本命」ディック・フランシス ご存知「競馬シリーズ」第1弾。 1964年 「虚無への供物」 塔晶夫(中井英夫) 国内・三大奇書の一。 「さむけ」 ロス・マクドナルド 1965年 「深夜プラス1」 ギャビン・ライアル 1967年 「九マイルは遠すぎる」 ハリイ・ケメルマン 古典のだいご味を体現した名短編集。 1968年 「笑う警官」 マイ・シューヴァル, ペール・ヴァールー 1971年 「殺しの双曲線」 西村京太郎 「ジャッカルの日」 フレデリック・フォーサイス 1972年 「女には向かない職業」 P・D・ジェイムズ 「スカイジャック」 トニー・ケンリック 1973年 「キャリー」 スティーヴン・キング モダン・ホラーのキング誕生。メインの星。 「神狩り」 山田正紀 1974年 「黒後家蜘蛛の会」 アイザック・アシモフ 1975年 「ブラック・サンデー」 トマス・ハリス 「鷲は舞い降りた」 ジャック・ヒギンズ 「ウッドストック行最終バス」 コリン・デクスター 大好評、モース主任警部シリーズ第1弾(全13作+短編集) 1976年 「幽霊列車」 赤川次郎 「マリオネットの罠」 赤川次郎 「三毛猫ホームズの推理」 赤川次郎 一説では社会派を打ち破ったのは赤川ユーモアとか(誣説ですかそうですか) 1977年 「星を継ぐもの」 ジェイムズ・P・ホーガン ハードSFにしてハードミステリ。惚れるぞ。 1978年 「匣の中の失楽」 竹本健治 だれが呼んだか四大奇書(大説御大?w;) 「大誘拐」 天藤真 1979年 「バイバイ、エンジェル」 笠井潔 「ホッグ連続殺人」 ウィリアム・L・デアンドリア 1981年 「占星術殺人事件」島田荘司 「占星術のマジック」は黒歴史(w 「レッド・ドラゴン」 トマス・ハリス 1982年 「偽のデュー警部」 ピーター・ラヴゼイ 1985年 「放課後」 東野圭吾 1987年 「十角館の殺人」 綾辻行人 新本格の象徴的一作。 「パーフェクト・ブルー」 宮部みゆき 「しあわせの書」 泡坂妻夫 1988年 「密閉教室」 法月綸太郎 「五つの棺」 折原一 1989年(平成元年) 「生ける屍の死」 山口雅也 「8の殺人」 我孫子武丸 「月光ゲーム Yの悲劇'88」 有栖川有栖 「空飛ぶ馬」 北村薫 「クラインの壺」 岡嶋二人 1991年 「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」 麻耶雄嵩 1992年 「地獄の奇術師」 二階堂黎人 1993年 「ガダラの豚」 中島らも 1994年 「姑獲鳥の夏」 京極夏彦 日本ならではの妖怪ミステリ。 1995年 「解体諸因」 西澤保彦 1996年 「すべてがFになる」 森博嗣 現代ミステリィの代表格。 「コズミック 世紀末探偵神話」清涼院流水 メタメタミステリの孵化。まさに世紀末(w 1997年 「六枚のとんかつ」 蘇部健一 singularity(特異点w) 六とんでミス史を締めるな(w 新作は判断が困難なのでこんなもんでしょう。 あれがないよ?って場合などはお報せくださいませ。 Queen's Quorumもどうぞ〜♪ ▼パリサイ人的なリストアップ▼ パリサイ人的なパロディ(すなわち偽善的なもの)