ポール・リンゼイ (Paul Lindsay)

1943~2011
アメリカ生まれ。
海兵隊員としてベトナム戦争に従軍し、その後FBIに入局。
デトロイト支局に20年以上連邦捜査局に勤務し、「グリーンリバー・キラー事件」や
「ハイランドパーク絞殺魔事件」といった難事件にも携わった経歴の持ち主。
現役中に執筆・発表した「目撃」でデビュー。
自身の経験に基づいて、FBI捜査官を主人公とした作品を多数執筆。
また執筆活動と併せて未解決事件の調査にも取り組んできた。

別名義:ノア・ボイド

OHP
    Witness to the Truth
1994目撃

現職のFBI捜査官が犯人逮捕の合い間を縫って書き上げた話題騒然の犯罪小説。 捜査当局内部にマフィアのスパイが潜入、警察協力者のリストが盗み出され、 罪もない市民に処刑の危機が。同じ頃、同僚の娘も誘拐され―。 経験者のみが描き尽くせた驚くべきFBI内部の腐敗。 マイク・デヴリン・シリーズ第1弾。
    Code Name:GentKill
1995宿敵

顔を至近距離から二発打ち抜かれFBI捜査官が殺された。 そして同じ手口で第二の殺人が…。 怨恨か、それとも異常人格者の仕業か。事件のコードネームはジェントキル。 姿を見せない犯人を追ってデブリン捜査官の執念の捜査が始まった。 P.コーンウェル絶賛の「目撃」の著者が放つFBI物語、待望の第二弾。 マイク・デヴリン・シリーズ・第2弾。
    Freedom to Kill
1997殺戮

「自由のありがたみを思いださせるために宣戦布告する。私は容赦しない」 ―マスコミは、その男をフリーダム・キラーとよんだ。 ラッサ熱ウイルス強奪、アスピリンに毒を混入、旅客機爆破… 次々と大量殺戮を仕掛けるテロリストに敢然と挑む、 FBI特別捜査官デヴリン!P・コーンウェル絶賛のシリーズ第三弾。 マイク・デヴリン・シリーズ・第3弾。
    The Fuhrer's Reserve
2000覇者

第二次大戦から半世紀後、老境に達したドイツ系移民が次々と惨殺された。 被害者をつなぐ糸はナチスが略奪した大量の名画。 第三帝国復興のための五億ドルにも相当する隠し資産だった。 FBI捜査官ファロンは盗難美術品回収の専門家シヴィアとともに、 殺人の連鎖を追い始める。超A級エンターテインメント。
    Traps
2002鉄槌

大都会シカゴの刑務所に、移動も無害化も不可能な超大型爆弾が仕掛けられた。 自らも犯罪に手を染める(!)FBI捜査官キンケイドは、 正義感の強い同僚オールトンとコンビを組み、捜査に当たることになる。 だが、緻密にして大胆な犯人の真の目的が明らかになったとき、 事件は思いも寄らない方向へ動き出す。
    The Big Scam
2005応酬

組織犯罪専門の捜査班を率いるニック・ヴァンコーの許には 他部署が持て余したはみだしものばかりが集まっていた。 判事失踪事件を追っていたヴァンコーは、 首領の縁戚・パリシと叩き上げメンバーがいがみ合う一家に目を付ける。 だがドンの急病で対立は逼迫。 元FBI捜査官の著者が描くニューヨークの裏側。
ノア・ボイド(Noah Boyd)名義
     The Bricklayer
2010脅迫★★★☆☆

女性司会者が〈ルバーコ・ペンタッド〉と名乗る男によって殺害された。 百万ドルを支払わなければ、次は政治家を殺すという要求がFBIに届く。 捜査官がニセ金を持って指定された場所へ向かうと、 そこは三十年前に閉鎖された海軍刑務所だった。 内部に仕掛けられた巧妙な罠により捜査官は殺され、犯人は逃亡。 数日後には予告どおり議員が殺される。 捜査が手詰まりとなる中、かつて犯人追跡に特異な才能を見せていた 元FBI捜査官スティーヴ・ヴェイルの所在が明らかになる――。 煉瓦職人スティーヴ・ヴェイル・シリーズ第1弾。 無差別な殺人をネタにFBIに大金を要求するルバーコ・ペンタッドと名乗る恐喝犯。 犯行は綿密で、捜査手口も熟知しており、FBIも手がかりさえつかめなかった。 そんな折、有能ではあったが官僚主義に馴染めず退局した 元FBI捜査官ヴェイルに協力を要請することになる。 幾重にも張り巡らされた罠をかいくぐり、犯人に迫るが―― アクション、サスペンス、ミステリとバランスのいい良作。 アメリカ的なにやりとする洒落た会話もたっぷり。 (実際、作中人物たちも会話するたびに高頻度でにやりとしてたようなw) やはり経験者だけに捜査の過程がリアルで魅力ですね。 銃撃戦に頭脳戦、数々のトラップと飽きさせません。
    Agent X
2011Agent X

未訳 煉瓦職人スティーヴ・ヴェイル・シリーズ第2弾。 作者死去により完結。
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