Cop Hater
1956「警官嫌い」★★★☆☆
夏の夜の大都会――
まばゆい照明のかげに、街があり、夜空の下でうごめく暗い生活があった……
その夜、市警の87分署の刑事マイク・リアドンは、夜勤に向かう途中、
分署から三丁離れた暗い舗道で二発の弾丸に頭半分を吹き飛ばされ即死した。
87分署づめの刑事15人は無残な死体を見て声もなかった。
マイクはいい人間だったのだ。
憤怒に燃えあがった彼らは、犯人検挙に全力をそそいだ。
だが、警官殺しの犠牲者はつぎつぎと生まれていった……
大都会の喧騒の裏に隠された犯罪を執拗に追いつめ、
探偵小説に新分野をひらく、<87分署シリーズ>第一弾!
87分署シリーズ(The 87th Precinct Novel)第1弾。
蒸し暑い大都会。
87分署に勤務する刑事が45口径の拳銃で次々と殺害される。
動機はまったく浮上せず、警官嫌いな人間による無差別の犯行らしい。
スティーブ・キャレラをはじめ、必死に捜査を進める刑事たちだが――
まあ、単純よね。
ミッシング・リンクものと見ると、
クリスティのアレの2番煎じだし。
(2番どころじゃないかw つかネタバレ?><)
やはり売りは警察という組織でしょう。
その活動の活写や捜査方法、報告書やゴキブリ人(w
ドキュメンタリーを思わせるリアルな警察風景を味わえます。
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