チャールズ・プラット (Charles Platt)

1944.10.25〜
イギリス生まれ。
1967年、SF長編「The Garbage World」でデビュー。
SFオタクらしく、作品はSFが多いが、ポルノも多いとか。
「WIREDワイアド」誌のレギュラー・ライターでもある。
略歴は「バーチャライズド・マン」の解説に載ってるみたい。
    The Power and the Pain
1971「挑発」

クインは今朝も恋人ローレーンの悪夢にうなされ目覚めた。 そんな時は女を抱かずにいられない。 人気ロック歌手には、獲物は簡単に手に入った。 第一のいけにえは豊満な乳房をもつメイドだった。 だが、彼女の茂みに見たものは…。 恋人の死に傷つき唄えなくなったロック歌手は知らず妖しげな甘い罠に―。 SFポルノ
    Free Zone
1989「フリーゾーン大混戦」★★★☆☆

無法者たちのパラダイス、フリーゾーンへようこそ。 ここではドラッグは使い放題、税金はなし、 他人に迷惑さえかけなければ何をやってもかまわない。 ところが、お調子者のハッカーが タキオン発生機を作ってしまったために時空が大混乱。 巨大カタツムリ、未来のロボット、ナチの突撃隊などが入り乱れ、 ただでさえハチャメチャなこの街を 史上最大最悪の大戦動に巻き込んでしまう…。 ファン必読、大爆笑の痛快SFコメディ。 ドタバタSF。 テーマは多すぎてしぼれません(^^; とにかくテーマを詰めこむのがテーマ、みたいなノリ。 巻末には補遺としてテーマ一覧表までありますので。 ストーリーもデタラメで説明にこまるね。 舞台は1999年のクリスマス・イブ、ロサンジェルス市近郊に "フリーゾーン"とよばれる無法地帯が点在していて、 そこではひたすら個人の自由が尊重されている。 むろん、ゾーン外の政府からは敵視されているし、 けっして社会に許容されているわけではない。 そんなフリーゾーンの住人たちの物語。 ゾーンのブレーンであるハッカーが、 できたてほやほやのタキオン発生機を起動させてさあたいへん。 時空が歪み、その特異点はあらゆる事件を引き寄せてしまう! 濃ゆいキャラクターたちが縦横無尽におおあばれ、 人類、恐竜、宇宙人、鼎立の大混戦! 未来からきたロボットの世界通り、人類は絶滅してしまうのか? 薄暗い書斎のデスクで通読するには向きませんが、 お菓子片手に寝ころんで読むぶんにはぜんぜんいけます。 こむずかしさはゼロ。テンポも展開もジェット気流。 最後はこぎれいにケツを拭き、すっきり爽快です。 ※なお、巻末に著作リストあり
    The Silicom Man
1991「バーチャライズド・マン」

21世紀のロサンジェルス、 FBI捜査官ベイリーはハイテク武器の闇取引を調べていた。 やがてその捜査線上に航空宇宙研究所の研究員たちが容疑者として浮かんだ。 地位にも給料にもめぐまれている科学者たちが なぜそんな犯罪にかかわっているのか? ベイリーはノーベル賞を受賞した 天才コンピュータ科学者が黒幕であると突き止めたが…。 バーチャル・リアリティとコンピュータの未来を サスペンスフルに描く傑作長篇SF。
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