ドナ・アンドリューズ (Donna Andrews)
ヴァージニア州ヨークタウン生まれ。
ヴァージニア州アーリントン在住。
ヴァージニア州立大学卒。
1999年、メグ・ラングスロー・シリーズ「庭に孔雀、裏には死体」でデビュー。
マリス・ドメスティック・コンテストの最優秀作、
アガサ賞及びアンソニー賞の最優秀処女長篇賞を受賞し、一躍話題を集めた。
作者は現在、鳥類図鑑を手に構想を練っている模様。
Murder with Peacocks 1999「庭に孔雀、裏には死体」★★★★☆
わたしは母と親友と弟、 三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。 衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、 やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、 ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに… スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。 謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、 マリス・ドメスティック・コンテスト受賞作。 メグ・ラングスロー・シリーズ第1弾。 のどかな田舎町ヨークタウン。 34歳独身の鍛冶職人・主人公メグは、 母と弟と親友の結婚式の準備に奔走していた。 ただでさえ重労働なのに、メグの親類は変人ぞろい! 次から次へと難題を吹っかけてくる花嫁たち。 そんなさなか、実家の裏の崖下で死体が発見され、 ミステリファンの父が探偵気取りで調査に乗りだし、 それと並行し不審な事故が相ついで起きはじめ、 メグの心配は増す一方。はたして結婚式は無事 行なえるのか? かなりのユーモア・ミステリ。 通読のさい、なんどクスクスプリプリ吹きだしたことか!(w ミステリの部分は、まあ、平凡だけれど、 ユニークなキャラクターたちのドタバタがたのしくてしょうがない。 ミステリ抜きで、普通小説だとしても、じゅうぶん読めますよ。 非常に好感の持てる作品です。 しかしメグの忍耐力には頭がさがります、 ずっとあんな感じで育ってきたのだろうなぁ(w;
Murder with Puffins 2000「野鳥の会、死体の怪」
静けさを求めてわたしが訪れたのは野鳥の島。 なのに嵐が来るは、トラブルの元の両親が来るは、 みつけた死体が母の昔の男だったせいで父に殺人容疑がかかるは…… 島を牛耳るバードウォッチャーは 人殺しより同時に起きた鳥殺しに夢中で調査も荒れる予感。 メグと変人軍団が活躍する『庭に孔雀、裏には死体』の続篇 メグ・ラングスロー・シリーズ第2弾。
Revenge of the Wrought Iron Flamingos 2001「13羽の怒れるフラミンゴ」
鍛冶職人のわたしは故郷の記念祭に参加。 実行委員長は恋人の母親でコキ使われるほうは災難だが、 祭り効果でわたしの作品が売れ、鉄製フラミンゴの出来も上々。 そんな折、わたしのブースに他殺体が。 未来の義母に解決を迫られ嫁姑版仁義なき戦いもやむなし?! 素人探偵メグと奇人変人大集合で贈るシリーズ第3弾 メグ・ラングスロー・シリーズ第3弾。▼BACK▼ ▽TOP▽
Crouching Buzzard,Leaping Loon 2003「ハゲタカは舞い降りた」
ソフト会社を立ち上げた弟から、 社内で不審な動きがあるので調べてほしいと頼まれた。 でもプログラマーは怪しい人ばかり。 犬・猫・鳥・セラピストまでがオフィスをうろつき社内は常に大混乱。 そんな折、メールカートに絞殺された社員の死体が?! 解決に立ち上がった素人探偵メグを笑撃の事態が襲うユーモア快作 メグ・ラングスロー・シリーズ第4弾。