ドナルド・J・ソボル (Donald J. Sobol)

1924〜
ニューヨーク生まれ。フロリダ在住。
著書が60冊以上ある児童書作家。
オーバーリン大学を卒業後、新聞記者からフリーライターに。
1963年から開始した「少年探偵ブラウン」シリーズは、
“百科事典”の異名を取る博覧強記な少年が、
警察署長の父親に代わって毎回事件を解決するというミステリで、
世界じゅうで愛読されている。
同シリーズの功績によって、
1976年にはアメリカ探偵作家クラブから特別エドガー賞を授与された。
    Two-Minute Mysteries
1967「2分間ミステリ」★★★☆☆

銀行強盗を追う保安官が拾ったヒッチハイカーの正体とは? 屋根裏部屋で起きた、首吊り自殺の真相は? 一攫千金の儲け話の真偽は? 制限時間は2分間、きみも名探偵ハレジアン博士の頭脳に挑戦! 手がかりはすべて問題文のなかに隠されている。 動かぬ証拠を押さえて犯人を追いつめろ。 事件を先に解決するのはきみか、博士か? いつでも、どこでも、どこからでも楽しめる、 面白くてちょっぴりためになる推理クイズ集。 ミステリ、のパズル(クイズ)。 わずか2ページのミステリ(問題)を70問収録。 さあ、ハレジアン博士をメインの探偵役に、 きみもいっしょに真相を考えて究明してみよう! ――なんて軽いのりでなきゃ痛い目にあいます(w なんせ2ページだけに、必要最低限の、 場合によってはそれすらあやうい穴だらけのもちらほら。 バカミスを許容しない人はパスしたほうが賢明です。 でも、そういうくだんないのを楽しめるなら一読の価値はあり。 なかにはおもわず膝をたたいて感心しちゃう問題もありますし。 登場人物がパターンになってたりするのもうれしい処置。 なんだかんだで私は無性におもしろかったのでしたー。わはー。 ところでこれ、問題の答えが数ページ後に 上下逆に刷られているんですが、回転させるのが素で面倒。 そりゃね、ついうっかり見ちゃうのを防止するためなのはわかりますよ。 けどそんなことまずありえないし、万が一ありえてネタバレくらっても このレベルの問題ならがっかりしませんから! むしろ2分置きに持ちかえるほうがよほど見間違う可能性が増すような… 続編に、「もっと2分間ミステリ」と 「まだまだ2分間ミステリ」もあります。 無性におもしろかったけど、もういいよ(w
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