探てい百科
探偵たちを一堂に会そう!
〜凡例〜
初登場の年代 |
探偵の名前 (作者の名前) |
初登場作品名 |
備考/属性 |
1841年 |
オーギュスト・デュパン (エドガー・A・ポー) |
「モルグ街の殺人」 |
探偵の始祖。
没落したフランスの貴族。登場作は以下の短編3つだけ。
「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」 |
1866年 |
ルコック (エミール・ガボリオ) |
「ルルージュ事件」 |
パリ警視庁の刑事。
ミステリ初の長編の探偵役。 |
1868年 |
リチャード・カッフ (W・コリンズ) |
「月長石」 |
スコットランド・ヤードの捜査部部長刑事。
初老で痩せこけ、灰白色の冷たく鋭い目を持ち、
哀愁より憂いを帯びている人物。
趣味はバラの園芸で、白ケコバラはイヌイバラに
芽つぎしないほうがいいという立場を強固にとる。
砂利路にも否定的な芝生派。 |
1887年 |
シャーロック・ホームズ (コナン・ドイル) |
「緋色の研究」 |
ベーカー街221番地Bに居を構えるいわずと知れた名探偵。
躁鬱の気があり、化学やバイオリンが得意。
退役の外科軍医ワトスンと共に
全60編(長編4本・短編56本)に登場し、ミステリの聖典に。 |
1901年 |
隅の老人 (バロネス・オルツィ) |
「フェンチャーチ街の謎」 |
ロンドンにある喫茶店ABCショップの常連。
元祖"安楽椅子探偵"。 |
1905年 |
オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン (ジャック・フットレル) |
「十三号独房の問題」 |
別名・思考機械。「2プラス2はいつも4」
著者は1912年、かのタイタニック号の事故で没。婦人を救命
ボートに乗せながら自身は船内にとどまったという、正義の人。 |
1907年 |
ジョゼフ・ルールタビーユ (ガストン・ルルー) |
「黄色い部屋の謎」 |
パリの《エポック》紙の新聞記者。18歳。
16歳のときに「オーベルキャン街の女の小間切れ死体事件」の
解決に一役買い、編集長にスカウトされる。
本名はジョゼフ・ジョゼファン。
まるまると膨れあがった頭の持ち主なので、ルールタビーユ
(お前の玉を転がせ,ルーレット,転々と職を変える人)という仇名を
頂戴する。躁鬱気味の自信家。 |
1910年 |
ブラウン神父 (G・K・チェスタトン) |
「青い十字架」 |
教区を転々とする気ままな神父さん。
まん丸顔で黒い帽子と蝙蝠傘がトレードマーク。 |
1910年 |
ガブリエル・アノー (A・E・W・メイスン) |
「薔薇荘にて」 |
パリ警視庁の探偵。「矢の家」が有名。
論理的で心理的探偵法を好み、しばしば芝居がかった態度も。
ポアロの先輩(モデル)ともいわれています。 |
1911年 |
アンクル・アブナー (メルヴィル・D・ポースト) |
「天の使い」 |
ヴァージニア州の牧場主。
神の摂理を手にしたアメリカの大探偵。
クイーンをして始祖デュパンに次ぐ史上の重要度。 |
1913年 |
フィリップ・トレント (E・C・ベントリー) |
「トレント最後の事件」 |
著名な画家で、新聞社の特派員も兼任。
親しみやすく、おしゃべりな好青年。 |
1920年 |
エルキュール・ポアロ (アガサ・クリスティ) |
「スタイルズ荘の怪事件」 |
灰色の脳細胞を持つ元ベルギー警察捜査員。
小柄な体に卵型の頭と八の字の口ひげがチャームポイント。
おしゃれでおちゃめさん。
友人ヘイスティングズ大尉と難事件を追う。 |
1923年 |
ピーター・ウィムジィ (ドロシー・L・セイヤーズ) |
「誰の死体?」 |
貴族探偵。
絵に描いたような貴族っぷりの悠々自適な生活をし、
個性的な面々(本人がもっとも個性的)に囲まれている。 |
1923年 |
ヘンリー・ウィルスン (G・D・H&M・コール) |
「ブルクリン家の惨事」 |
スコットランド・ヤードの警視。
優しく実直な人柄で慕われる警視庁きっての名探偵。
捜査が行き詰まった時には妻に助言を求め、苦難を乗り切る。
ある大事件を知りすぎ、自ら辞職。私立探偵に。 |
1924年 |
ジョジフ・フレンチ (F・W・クロフツ) |
「フレンチ警部最大の事件」 |
スコットランド・ヤードの警部。
実直ゆえ地味だが、萌え要素も所持。
"猫なでジョー" |
1924年 |
アントニイ・ゲスリン (フィリップ・マクドナルド) |
「鑢」 |
行動家で夢想家の大佐。
オックスフォード大学をふらふらと優秀に卒業し、
法廷弁護士を志し資格を取得するも、開業せず旅人に。
世界を放浪し、絵や詩や小説を気ままに発表。
やがて勃発した第一次世界大戦のため従軍。
ドイツでめざましい活躍を見せ、政府に一目置かれる存在に。
33歳で除隊し、以前のような気ままな生活に移るが、
これという定職を見つけられず、戦争後遺症で渇いていた。
そんな時、旧友ヘイスティングズと週刊新聞〈梟〉紙を発行。
特派員として事件に介入することとなる。 |
1925年 |
ロジャー・シェリンガム (アントニイ・バークリー) |
「レイトン・コートの謎」 |
ブラコメのアマチュア探偵。
「毒入りチョコレート事件」では犯罪研究会の会長を。
しいていえば、ミスオタ(w |
1925年 |
明智 小五郎 (江戸川 乱歩) |
「D坂の殺人事件」 |
国内ミス界発展に多大な功績をあげた探偵。
タバコ屋の2階に間借りしている定職を持たない高等遊民。
容姿に無頓着で、服はヨレヨレ、髪はモジャモジャ。
のちに洋行し、背広を着こなす紳士に転身。
「怪人二十面相」や「少年探偵団」でも躍動。 |
1926年 |
ファイロ・ヴァンス (S・S・ヴァン・ダイン) |
「ベンスン殺人事件」 |
該博でうんちく好きな素人探偵。
ホームズの虫眼鏡片手にはいまわる物的証拠に基づく
推理法に対するアンチテーゼともいえる心理的探偵法を
帰納的から演繹的に弄する精神貴族。
口癖は「親愛なるおばさん!」 |
1927年 |
マイルズ・ブレドン (ロナルド・A・ノックス) |
「三つの栓」 |
保険調査員。
妻アンジェラと5つの長編と1つの短編で活躍。
聖職者が描く罰当たりな犯罪物語。 |
1928年 |
ジェーン・マープル (アガサ・クリスティ) |
「火曜クラブ」 |
60代後半のオールドミス素人探偵。
ロンドンから一時間のセント・メアリ・ミード村在中。
モデルは女王の敬愛する祖母。 |
1929年 |
エラリイ・クイーン (エラリイ・クイーン) |
「ローマ帽子の謎」 |
神のごとき探偵から馥郁な人間へ。
純粋な論理を追窮するスタイルで済度。 |
1932年 |
ドルリイ・レーン (バーナビイ・ロス) |
「Xの悲劇」 |
元シェークスピア俳優の探偵さん。
最後まで演じきれずに……。 |
1933年 |
ペリー・メイスン (E・S・ガードナー) |
「ビロードの爪」 |
刑事弁護士。
この職業では人気知名度売り上げ的にトップクラス。
80を越える長編に登場する功労者。 |
1933年 |
法水 麟太郎 (小栗 虫太郎) |
「後光殺人事件」 |
刑事弁護士。
ヴァンスを凌駕する衒気ある人。
もはやひとつの世界であり、現象(w;
代表作は「黒死館殺人事件」 |
1933年 |
ギデオン・フェル (ジョン・ディクスン・カー) |
「魔女の隠れ家」 |
人好きのするユーモラスな辞書編纂家。
250ポンド越すいかにもずんぐりした体格。
容貌のモデルはカーが私淑していたチェスタトン。 |
1934年 |
ヘンリー・メリヴェール (カーター・ディクスン) |
「プレーグ・コートの殺人」 |
H・M卿。陸軍省情報部の部長。
59歳、177cm、100kgの海千山千の肥満漢。
風貌はフェル博士似。――ただし下品。
一説によるとモデルはチャーチル首相とか… |
1934年 |
ネロ・ウルフ (レックス・スタウト) |
「毒蛇」 |
美食家の安楽椅子探偵。
質量285.6ポンドのものぐさな巨漢。 |
1935年 |
ナイジェル・ストレンジウェイズ (ニコラス・ブレイク) |
「証拠の問題」 |
私立探偵。心理と詩に造詣深い。
痩せぎすで蒼白く子どもっぽい顔だちの青年。
三大女流探検家の妻ジョージアを持つ。 |
1939年 |
フィリップ・マーロウ (レイモンド・チャンドラー) |
「大いなる眠り」 |
私立探偵。"卑しき街を行く孤高の騎士" |
1939年 |
ジョン・J・マローン (クレイグ・ライス) |
「時計は三時に止まる」 |
シカゴの飲んだくれの腕利き刑事弁護士。
ユーモアシリーズの名シリーズ、ここに開幕! |
1941年 |
コックリル (クリスチアナ・ブランド) |
「切られた首」 |
ケント州警察の主任警部。
トーリントン警察署にその人あり。
すべてを睥睨する鬼警部。
妻と子を喪った過去を背負い、どこか乾燥している。
モデルは作者の義父で、生き写しだとか。 |
1946年 |
金田一 耕助 (横溝 正史) |
「本陣殺人事件」 |
日本を代表する周知の私立探偵。"マレビト"
風采は明智小五郎を髣髴とさせる書生スタイル。
名前は文(国語)学者・金田一京助から。
(劇作家の菊田一夫がモデルともいわれています) |
1947年 |
マイク・ハマー (ミッキー・スピレイン) |
「裁くのは俺だ」 |
ニューヨークの私立探偵。
ハードボイルド界を駆け抜けるタフガイ。
パワフルさはミステリ界トップレベル。 |
1949年 |
荊木 歓喜 (山田 風太郎) |
「チンプン館の殺人」 |
歓楽街の堕胎医。
敗戦後の日本の狂気の世界。 |
1949年 |
リュウ・アーチャー (ロス・マクドナルド) |
「動く標的」 |
ロサンゼルスの私立探偵。
正統派の寡黙なハードボイラー。 |
1952年 |
ママ (ジェイムズ・ヤッフェ) |
「ママは何でも知っている」 |
詳細不明の初老の未亡人・ブロンクスのママ。
ニューヨーク市警の殺人課刑事の息子に
安楽椅子探偵として貢献。
なんでも知っている。 |
1955年 |
ジョージ・ギデオン (J・J・マリック) |
「ギデオンの一日」 |
スコットランド・ヤードの犯罪捜査部部長。
大柄、鉄の頭髪、青い瞳、鉤鼻、への字の唇、角ばったあご、
仕事に家庭に粉骨砕身する人間的な職業探偵。
時折り落とす雷は庁内を震わすほど。 |
1956年 |
スティーブ・キャレラ (エド・マクベイン) |
「警官嫌い」 |
架空の都市アイソラ市警87地区分署の二級刑事。
引き締まった大柄のナイスガイ。
警察小説の大河<87分署シリーズ>第1弾。 |
1957年 |
仁木 雄太郎&悦子 (仁木 悦子) |
「猫は知っていた」 |
ミステリマニアの兄妹素人探偵。人情派。 |
1958年 |
ベイジル (イヴ・タイタス) |
「ベイジルとふたご誘拐事件」 |
ネズミ探偵!
ねずみの国のシャーロック・ホームズ。
ベイカーストリート地下に住み、
ホームズからこっそり探偵法を学んだ正統派。 |
1962年 |
アダム・ダルグリッシュ (P・D・ジェイムズ) |
「女の顔を覆え」 |
スコットランド・ヤードの主任警部。
同時に、詩人。 |
1964年 |
トラヴィス・マッギー (ジョン・D・マクドナルド) |
「濃紺のさよなら」 |
はしけ型の居住用ヨットで生活する、
もめごと処理屋、取り返し屋。
酒、女、博奕で遊びほうけ、
無一文になると仕事をするプレイボーイ。
ヨット〈バステッド・フラッシュ〉号はポーカーで入手。 |
1964年 |
ウィルフレッド・ドーヴァー (ジョイス・ポーター) |
「ドーヴァー1」 |
史上最低のアンチヒーロー。
行く先々で厄介払いを喰らい、いつのまにかヤードの
犯罪捜査課の主任警部まで昇進。
カバのような容姿と最低を絵に描いた性格。
これを相手にした不幸な犯人は次々に自滅していく。 |
1964年 |
デイヴィッド・スモール (ハリイ・ケメルマン) |
「金曜日ラビは寝坊した」 |
ラビ(ユダヤ教の戒律学士)を務めるアマチュア探偵。
柔軟な"ピルプル論法"を駆使するマイペースな人。 |
1966年 |
ココ (リリアン・J・ブラウン) |
「猫は手がかりを読む」 |
猫探偵! 本名カウ・コウ=クンの高貴なシャム。 |
1968年 |
"殺人同盟" (ロバート・L・フィッシュ) |
「懐かしい殺人」 |
売れない老推理作家トリオの殺人代行業"殺人同盟"。
彼らの本領である伝統的な殺しのテクニックを駆使し、
商売は順調だったが…。
パロディ「シュロック・ホームズ」でも有名な著者。 |
1968年 |
ジェイムズ・ピブル (ピーター・ディキンスン) |
「ガラス箱の蟻」 |
スコットランド・ヤードの警視。
彼自身は平凡だが、遭遇する事件は歪で奇妙なものばかり。
捉えどころのない難解系、らしい。 |
1968年 |
砂絵のセンセー (都筑 道夫) |
「ちみどろ砂絵」 |
市井の砂絵師。
なめくじ長屋シリーズ第1弾。
江戸時代の捕物帳ならぬ捕物さわぎ。 |
1970年 |
ジョー・リープホーン (トニイ・ヒラーマン) |
「祟り」 |
民族(ナヴァホ族)警察の警官。
マイノリティの探偵。 |
1971年 |
アルバート・サムスン (マイクル・Z・リューイン) |
「A型の女」 |
私立探偵。
ハードボイルドでありながら暴力を憎む心優しき知性派。
銃も一度人を撃って以来、持ち歩かない。
酒よりコーヒーにうるさく、煙草も吸わない。
趣味もバスケットボールとなんとも健全。 |
1972年 |
サッカレイ・フィン (ジョン・スラデック) |
「見えざる手によって」 |
アメリカの哲学教授。
いわく、プロの論理学者にしてアマチュアの探偵。
登場作はアンソロジー「ユーモアミステリ傑作選」に収録。
「黒い霊気」が初長編。 |
1972年 |
コーデリア・グレイ (P・D・ジェイムズ) |
「女には向かない職業」 |
22歳の女探偵。固ゆで路線が貴重。
探偵事務所の所長が自殺し、事務所を独りで引き継ぐ。 |
1973年 |
十津川 省三 (西村 京太郎) |
「赤い帆船」 |
300本近い長編に登場する警視庁捜査一課の警部。
「殺しのバンカーショット」が第一作ともいわれています。 |
1974年 |
アーウィン・フレッチャー (グレゴリー・マクドナルド) |
「フレッチ 殺人方程式」 |
〈ニューズ・トリビューン〉紙の花形(?)記者。
口が軽いうえに悪いお調子者。
取材には徹底的に喰らいつく仕事人でもある。 |
1974年 |
サム・ホーソーン (エドワード・デンティンジャー・ホック) |
「有蓋橋の謎」 |
田舎町ノースモントの老医師。
来客に"お神酒"を振る舞い、昔話を回想し語る。
登場作は「サム・ホーソーンの事件簿 I」に収録。 |
1974年 |
ペネロピー (ウイリアム・C・アンダースン) |
「それ行けイルカ探偵」 |
イルカ探偵!
聡明なうら若き乙女。プールの中の安楽椅子探偵。 |
1975年 |
モース (コリン・デクスター) |
「ウッドストック行最終バス」 |
オックスフォードシャー、
キドリントンのテムズ・バレイ署の主任警部。
40半ばの独身。クロスワードパズル好きのロマンチスト。
著者もカギ作り大会で3年連続チャンピオンに。
想像力過多で担当事件を執拗に捏ねくりまわす。 |
1975年 |
キャサリン・ターナー (山村 美紗) |
「花の棺」 |
雑誌記者(初登場時は大学生)
大学助教授の浜口一郎とともに事件に首を突っ込むお嬢様。
テレドラでは希麻倫子(きあさ・りんこ)とかなんとか。
(女優も日本人らしい。なんじゃそら) |
1976年 |
亜 愛一郎 (泡坂 妻夫) |
「DL2号機事件」 |
雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影するフリーカメラマン。
端麗な顔立ちにもかかわらず、グズでドジで臆病な青年。
50音順で必ず最初に来ることうけあい。
登場作は「亜愛一郎の狼狽」に収録。 |
1976年 |
ホームズ (赤川次郎) |
「三毛猫ホームズの推理」 |
猫探偵! 片山兄妹"を"飼っている三毛。 |
1977年 |
バーニイ・ローデンバー (ローレンス・ブロック) |
「泥棒は選べない」 |
ニューヨークで古本屋を営む紳士。
裏の顔はスリルを求める泥棒稼業。
マンハッタンの泥棒探偵。 OHP |
1979年 |
ニッコロウ・ベイネデイッティ (ウィリアム・L・デアンドリア) |
「ホッグ連続殺人」 |
世界有数の頭脳といわれる犯罪研究家。
目新しさはないが、古きよき探偵像を固持。 |
1979年 |
矢吹 駆 (笠井 潔) |
「バイバイ、エンジェル」 |
フランスに留学中のクールな青年。
現象学で本質直観、でもラ・ヴィ・サンプル。
「初めから知っていたのさ」 |
1981年 |
御手洗 潔 (島田 荘司) |
「占星術殺人事件」 |
占星術師。奇人。変人。 |
1982年 |
ギデオン・オリヴァー (アーロン・エルキンズ) |
「Fellowship of Fear」 |
形質人類学者の教授。
"骨"の鑑定からさまざまな情報をすくう"スケルトン探偵"。
第2作「暗い森」からしか邦訳されていない件について。 |
1982年 |
V・I・ウォーショースキー (サラ・パレツキー) |
「サマータイム・ブルース」 |
シカゴの金融関係専門の私立探偵。元弁護士。
空手の達人にして美貌の女探偵。 |
1982年 |
キンジー・ミルホーン (スー・グラフトン) |
「アリバイのA」 |
年齢32歳、離婚暦2回、南カリフォルニアの
サンタ・テレサに事務所を構える女探偵。
アルファベットを冠したタイトルでZを目指す。 |
1982年 |
浅見 光彦 (内田 康夫) |
「後鳥羽伝説殺人事件」 |
100本近い長編に登場するフリー(ルポ)ライター。
永遠の33歳の好青年。兄は警視庁刑事局長。
十津川警部同様、テレドラでもよく放送してるような。 |
1983年 |
ルパン (辻 真先) |
「迷犬ルパンの名推理」 |
犬探偵! 「三毛猫ホームズ」が下地で夢の共演も。 |
1984年 |
ジャック・フロスト (R・D・ウィングフィールド) |
「クリスマスのフロスト」 |
ロンドンから70マイル、架空の田舎町デントン。
不屈の仕事中毒にして下品きわまる中年の名物警部。 |
1987年 |
アルバート・エドワード (ピーター・ラヴゼイ) |
「殿下と旗手」 |
イギリス王室の皇太子。
19世紀ヴィクトリア朝の歴史ミステリ。 |
1987年 |
島田 潔 (綾辻 行人) |
「十角館の殺人」 |
建築家・中村青司が建てた館を巡閲する素人探偵。
実家はお寺で三男坊。30代後半。折り紙が特技。
どう見ても名前が安直で、のちに一捻り。(・ε・) |
1988年 |
アウレーリオ・ゼン (マイクル・ディブディン) |
「ラット・キング」 |
ローマ内務省・刑事警察副本部長。
優秀すぎたため、ある誘拐事件捜査の不正を嗅ぎつけて
左遷されるなど、陰湿な官僚機構を練り歩く探偵。 |
1989年 |
フランシス (アキフ・ピリンチ) |
「猫たちの聖夜」 |
猫探偵! ヨーロピアンショートヘアの黒猫。
ネコミス界のフィリップ・マーロウ(w |
1989年 |
ジェーン・ジェフリイ (ジル・チャーチル) |
「ゴミと罰」 |
シカゴサバービアの平凡な主婦探偵。
三人の子育てに追われ事件も追うアメコジミステリ。 |
1989年 |
江神 二郎 (有栖川 有栖) |
「月光ゲーム」 |
英都大学文学部哲学科の四回生の学生探偵。
推理小説研究会に所属する部長。 |
1989年 |
法月 綸太郎 (法月 綸太郎) |
「雪密室」 |
悩める推理作家の青年。警視の父親を持つ。
――クイーンのコピー探偵。 |
1990年 |
マーフィー (リタ・メイ・ブラウン/スニーキー・パイ・ブラウン) |
「町でいちばん賢い猫」 |
猫探偵! トラ猫ミセス・マーフィーシリーズ。
相棒のコーギー犬ティー・タッカーとともに事件の調査に。 |
1991年 |
キッド・ピストルズ (山口 雅也) |
「キッド・ピストルズの冒涜」 |
パラレル・ヤードの七色のモヒカンを持つパンク探偵。
マザーグース・ミステリ連作シリーズ第1弾。 |
1991年 |
メルカトル鮎 (麻耶 雄嵩) |
「翼ある闇」 |
スラブ系の顔立ち、タキシードの銘探偵。
神出鬼没で、性格が最悪(w |
1992年 |
デボラ・ノット (マーガレット・マロン) |
「密造人の娘」 |
ノース・カロライナ州コルトン郡の弁護士。
34歳独身で、州東部最大の密造酒屋だった父を持つ。 |
1992年 |
ブランチ・ホワイト (バーバラ・ニーリイ) |
「怯える屋敷」 |
白・白の名を持つ黒人家政婦。
根強い人種差別にめげることなく、
ユーモアをたずさえタフに生きる40歳独身。
亡き妹の子どもふたりを養育中。 |
1992年 |
火村 英生 (有栖川 有栖) |
「46番目の密室」 |
英都大学社会学部助教授。
犯罪社会学を専攻する"臨床犯罪学者"。 |
1992年 |
二階堂 蘭子 (二階堂 黎人) |
「地獄の奇術師」 |
やったぜ学生で義妹の名探偵。 |
1994年 |
中禅寺 秋彦 (京極 夏彦) |
「姑獲鳥の夏」 |
中野の眩暈坂上に構える古書店主。
本来は安倍晴明社の神主。そして陰陽師。
仲間から屋号の「京極堂」と呼ばれている。
探偵なら榎さんでもよさげだけどやっぱりね。 |
1996年 |
犀川 創平 (森博嗣) |
「すべてがFになる」 |
N大学工学部建築学科助教授。
必殺・意味なしジョークでなんでも解決。 |
1996年 |
JDC (清涼院 流水) |
「コズミック」 |
総代 鴉城蒼司(集中考疑) 息子:鴉城蒼也(理路乱歩)
第一班 刃仙人(ジン推理) 九十九十九(探偵神 神通理気)
龍宮城之介(傾奇推理) 霧華舞衣(消去推理)
不知火善蔵(懐疑推理)
第二班 浮悠香澄水(悟理夢中) 氷姫宮幽弥(統計探偵)
九十九音夢(ファジィ探偵)
第三班 サムダーリン・雨恋(頓知勘知)
ピラミッド・水野(超迷推理)
第四班 天城漂馬(潜探推理) クリスマス・水野(彷徨探知)
その他、所属はよくわからないが濃い人々(w
鈴風鵜ノ丸(UNO推理) 架空山菅家(嫉妬推理)
由比賀独尊(ナルシスト推理)
牛若時悟郎(ナンパ推理) 役間雀(スタント推理)
|
1997年 |
リンカーン・ライム (ジェフリー・ディーヴァー) |
「ボーン・コレクター」 |
元NY市警科学捜査の専門家。
事故で四肢麻痺状態の安楽椅子探偵。 |
1997年 |
古藤 (蘇部 健一) |
「六枚のとんかつ」 |
頼りすぎっ。「2」も出たからいっか。 |
現在90人(匹)
ちまちま増殖中。
間違ってら!ヤツがいねぇぞ!
ってケースは指摘してくださいまし。
▼鍵が見つからないドアに鍵はかかっていない▼