この青空に約束を―

はじめに―― 「パルフェ」の2年後からはじまる物語、 という設定なんですって。 ぜんぜん感じられなかったよ。 登場人物も一新しているし、某喫茶店の名前も出やしないし。 というわけでつながりとかは まったく気にせずプレイしちゃってだいじょうぶい。←ひさびさに聞いた ストーリー 本州から少し南にある離島。 その島の高台の上に主人公・星野 航たちの通う学園がある。 しかし島の産業の衰退に伴い、 学生の数は年を追うごとに減少していく一方だった。 そして島にあるもう一つの高台の上に学園の旧校舎を改装した寮。 学生の減少と共に寮生も少なくなり、 現在は主人公とヒロインたちのみが住んでいるような状況だった。 そんな寮になぜかこの時期にやってきた転校生も巻き込み、 時にはお互いに反発したりしながらもドタバタと楽しい毎日を過ごしていく……。 ストーリー付記 さびてつつある田舎の離島を舞台にした学園青春萌えゲー。 主人公とヒロインたちのみ住みこんでいる、 学園旧校舎を再利用した学生寮「つぐみ寮」でのドタバタラブコメ。 シナリオは丸戸史明、原画はねこにゃん、 「ショコラ」「パルフェ」でおなじみの黄金コンビです。 今回も骨組みのしっかりした、 安心してプレイできる作品に仕上がっています。 平均的でベタではありますが、ほろりと来るものね。 攻略は「パルフェ」にそっくりの ヒロイン別のイベントを選択するタイプで、 ルート分岐の条件もやさしいので簡単なはず。 プレイ時間はヒロイン6人+1人で20時間くらい? もうちょっと長かったかな。そうでもないかな。 いずれにせよ私的にちょうどいい配分でした。 地味にすごいのがほとんどの脇役にちゃんと立ち絵があること。 これは愛がなければなかなかできませんよ、喝采。 キャラとか  星野 航 主人公。高見塚学園2年生。生徒会副会長の問題児。 行動力があり女癖のわるさを美徳とするお調子者。 学園側がつぶそうとしているハーレム(つぐみ寮)を守るため奮闘する。  沢城 凛奈 転校生でつぐみ寮のニューフェイス。 しかし周囲に対し攻撃的で、反抗ばかりしている。 スポーツ全般、とくに陸上は全国レベルだったりする。  羽山 海己 幼なじみの同級生。 内向的で泣き虫で世話焼きの少女。 料理が得意で、つぐみ寮の食は彼女にかかっている。  浅倉 奈緒子 先輩。生徒会長。 表の顔は典型的な凛々しい優等生、 裏の顔は傍若無人の手段をえらばぬ姐御肌。  六条 宮穂 後輩。学園の元理事長の孫娘のお嬢様。 お上品で、もの静か、笑顔をたやさぬ箱入り娘だったが、 入寮を機に奈緒子や主人公に毒され、こわれつつある。 成績は優秀だが、それ以外は不器用でどんくさい。  藤村 静 後輩。猫のように気まぐれな少女。 無口でぼうっとしているが、運動と理系――好きなことは得意。 みんなに甘やかされており、少々の身勝手は許容される。  桐島 沙衣里 主人公の7つ年上の担任教師&つぐみ寮寮長。 2年目の新米教師でいまだ学生気分が抜けず、 その頼りなさから「さえちゃん」と呼ばれ親しまれている。 つか、このだめだめっぷりは反則では(;´Д`) あ… ありのまま 今起こった事を話すぜ! 「海己に萌え癒されていたと思ったら  いつのまにかさえちゃんが嫁になっていた」 システム・音楽 ディスクレス起動、できます。回数制限ですが。 数十回 起動すると認証が必要になる、とマニュアルに表記。 容量は2.2GBくらい。 システムはもう完成してるので快適さはあいかわらず。 シーンスキップも可能になり、もうやることないんじゃない? 音楽はどれも上質で旋律が美しい。 シーンにあってもいるし、いうことない。 I’veが絡んでりゃまちがいはないですよねぇ。 エンディング曲なんて印象度では最高峰では? ……やり方がずるいけどさ・゚・(ノД`)・゚・ 音声もはまり役ばかり。 無口系を北都南さんが演じるってのは貴重ですよねー。 草柳順子さんとのコンビはありふれているようですが(w 沢城凛奈――河合春華 羽山海己――石川乃奈 六条宮穂――草柳順子 浅倉奈緒子――篠崎双葉 藤村静 ――北都南 桐島沙衣里――紫苑みやび 三田村茜――涼宮琉那 えちぃ 「ショコラ」「パルフェ」をプレイしているせいか 流れ、運びがどこかマンネリ気味に(^^; これといって特筆する要素はないやね。ノーマル。 といっても、ぜんぜん、ごちそうさまなのですがっ! ばりばりの純愛ばかりで見てるこっちが照れる(///) 回数は(一部除き)それぞれ3回ずつ。 シーン回想あり。 最後に―― この物語は1年後の寮の解体――別れが確定しているんですよね。 それだけに仲間の絆が映えるわけですが、 一方で大局の意外性がどうしてもにぶっちゃって、 どのヒロインも(個々の問題はちがえど)似たような展開の印象に。 王道自体に申し分はないんだけど、 天空まで衝き抜けるインパクトもほしかったところ。 ひたらくいえば、香奈子や里伽子にはおよばず、と。 そういった比較はお門ちがいとわかってはいても引っかかるんだなぁ。 年なのかね。 ともあれ敷居の低い2006年度ベスト級の作品っぽいので 気になったらぜひとも入寮してもらいたいものです。 (対抗馬は「かにしの」ですよね)
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