乃南 アサ (のなみ あさ)

1960.8.19〜
東京都生まれ。
1980年、早稲田大学社会科学部中退。
広告代理店勤務を経て、
1988年「幸福な朝食」で日本推理サスペンス大賞を受賞しデビュー。
1996年「凍える牙」で第115回直木賞を受賞。
同書は女刑事・音道貴子シリーズ第一作。

本名:矢沢朝子
1988幸福な朝食

どうして大きくならないの? なぜ返事をしないの―。 マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。 狂気が胎児のように、着実に育ってゆく。 友人の死にまつわる赤い記憶も、しだいに形をとりはじめ、そして― 第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞。
1997ライン★★★☆☆

“KAHORU”に恋すると殺される! 1本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。 深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。 それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。 オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。 (「パソコン通信殺人事件」(1990)改題) 三浪中ながら、ろくに勉強をせずチャット中毒中の薫。 彼はネット上で女性に勘ちがいされ、 以来、意図的に女性を演じてアイドルのようになっていた。 一方、このコミュニティ関係者らしき人物が 殺害される事件が連続して発生。 やがて薫を告発する人物がネット上に現われるが―― ネット犯罪のテーマ、匿名性の危険性、 当時やWindows95の時代はありだったんだろうけど、 XPの現代に読んでも、ありきたりすぎるわな。 ミステリとしては平凡以下だし、 社会派としても弱まってしまってるのが現実。 あとは大学受験や就職をめぐる若者たちの心理云々が特徴ですが、 これもとやかくいわれんでも経験することだしなあ。 いや、リアルだと思うし、すばらしいんでしょうけどね。 なんかもの足りなさが否めない一本。
1996凍える牙

深夜のファミリーレストランで突如、男の体から炎が噴き出した。 その数日後、天王洲では無残に咬み殺された死体が発見される。 二つの異常な事件に繋がりはあるのか―。 捜査を開始した警視庁機動捜査隊・音道貴子と相棒の刑事・滝沢の前に、 得体の知れぬ力を秘めた野獣が次第にその正体を現し始める。 怒りと悲しみの牙の矛先は、誰に向いているのか。 首都高速を舞台に、貴子と獣のスリリングな追跡劇が火蓋を切った。 ハードボイルドでハートウォーミングな気鋭の大熱作。
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