山崎 豊子 (やまさき とよこ)

1924.11.3〜
大阪市生れ。
京都女子大国文科卒。
毎日新聞社学芸部に勤務。
当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。
勤務のかたわら小説を書きはじめ、
1957年「暖簾」を刊行。
翌年「花のれん」により第39回直木賞を受賞。
新聞社を退社して作家生活に入る。
1963年より連載をはじめた「白い巨塔」は鋭い社会性で話題を呼んだ。
「不毛地帯」「二つの祖国」「大地の子」の戦争3部作の後、
大作「沈まぬ太陽」を発表。
1991年、第39回菊池寛賞受賞。
同年「大地の子」で第52回文藝春秋読者賞。
1965「白い巨塔」★★★★
国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。 食道噴門癌の手術を得意とし、マスコミでも脚光を浴びている彼は、 当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。 しかし、現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌い、他大学からの移入を画策。 産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力と OB会の後押しを受けた財前は、 あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとする。 大学病院の教授選や 医療ミス裁判の社会派なお話。 昔、家に転がってたのを暇潰しに読破。 里見くんと財前くんが単純な対称でないのがいいですねー。 重厚ながらあっという間に読み終えちゃった。
1978「白い巨塔 続」★★★★
上の続編。 法廷の展開が面白いです("決め手"なんてないんですな) 「逆転裁判」ばりに燃えます(w ラストで奴に惚れたよ。。
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