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作者紹介 |
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エラリイ・クイーン(Ellery Queen)は、
ニューヨーク市ブルックリン生まれの従兄弟同士、
フレデリック・ダネイ(Frederic Dannay 1905.10.20-1982.9.3)と
マンフレッド・Ｂ・リー(Manfred Bennington Lee 1905.1.11-1971.4.3)の
協同ペンネーム。協力者というより競争者、はダネイの言。
ふたりはユダヤ系アメリカ人で、若い頃に改名している。
本名をダネイはダニエル・ネイサンといい、
少年時代をＮＹ州のエルミラで過ごした。
その後ＮＹ市に戻り、ボーイズ・ハイスクールを卒業。
大学へはいかず、探偵小説の創作をはじめたときは、
広告代理店でコピーライターとアートデザイナーを職にしていた。
性格は穏和で学究肌、内省的で完全主義者。
元の名をリーはマンフォード・レポフスキーといい、
ＮＹ市で育ち、ＮＹ大学卒業後、映画会社の宣伝部で広告文を書いていた。
性格は直情的で断定的、激しさとスラングを好んだ。
余談。作家として有名になった後、リーは切手、ダネイは探偵小説の蒐集をはじめる。
1928年、ふたりはマクアール誌がスポンサーの探偵小説コンテストに応募。
見事(当然？)、一等賞(賞金7500ドル)を獲得するも、出版社が倒産。
マクアール誌の資産を引き継いだスマート・セット誌は
女性読者向きの別の作品を入賞作にしてしまった。
しかし、フレデリック・Ａ・ストーク社が単行本の出版を申し出、
1929年「ローマ帽子の謎」でデビュー。一躍、人気を博す。
1932年にはバーナビイ・ロス名義で悲劇四部作も発表。
当時はまだ覆面作家だったので、全国を講演旅行をしたさいに
クイーンをリーが、ロスをダネイが演じ、
たがいに複雑な犯罪パズルで挑戦・挑発しあう一幕もあった。
主にダネイがプロットを、リーが小説化を担当するスタイルで、
多数の長編に中短編、ラジオドラマやアンソロジー編纂、評論、
専門誌「ミステリ・リーグ(1933年創設。質は備えるも出版社が倒産、四号で廃刊)」
「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(ＥＱＭＭ、1941年秋に創設)」など
長年にわたり幅広くミステリ界をリードし続け、発展させ、
1961年にＭＷＡ賞の巨匠賞を受賞した大作家です。
「さあ、さあ、最後の時間をとんちくらべでもして、愉快にすごそうじゃありませんか」
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作品紹介 |
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黄金の初期、あるいは本格の頂点へ――
ローマ帽子の謎 フランス白粉の謎 オランダ靴の謎 ギリシア棺の謎 エジプト十字架の謎
Ｘの悲劇 Ｙの悲劇 Ｚの悲劇 ドルリイ・レーン最後の事件
アメリカ銃の謎 シャム双子の謎 チャイナ橙の謎 スペイン岬の謎
七色の中期、もしくは本格から位格へ――
途中の家 ニッポン樫鳥の謎 悪魔の報復 ハートの４ 戯曲版 ドラゴンの歯
単色の後期、さらば位格から神格へ――
災厄の町 靴に棲む老婆 フォックス家の殺人 十日間の不思議
九尾の猫 ダブル・ダブル 悪の起源 帝王死す
緋文字 ガラスの村 クイーン警視自身の事件 最後の一撃
原色の終期、そうして帰着されるは起源へ――
盤面の敵 第八の日 三角形の第四辺 恐怖の研究 顔
真鍮の家 孤独の島 最後の女 心地よく秘密めいた場所
暖色の短編、でなければその連体へ――
エラリー・クイーンの冒険 エラリー・クイーンの新冒険 犯罪カレンダー
クイーン検察局 クイーンのフルハウス クイーン犯罪実験室 間違いの悲劇
エラリー・クイーンの事件簿１ ２ クイーン談話室
ゴールデン・サマー 二百万ドルの死者 青の殺人
世界の名探偵コレクション10 現代世界戯曲選集 聴取者への挑戦１ ２ ミステリの女王の冒険
エラリイ・クイーンの世界 名探偵読本 名探偵の世紀 パーフェクトガイド
エラリー・クイーン探偵事務所 配達されない三通の手紙 Yの悲劇 DVD-BOX
犯罪の中のレディたち 上 下 シャーロック・ホームズの災難 上 下
完全犯罪大百科 上 下 犯罪文学傑作選
エラリー・クイーンの国際事件簿 犯罪は詩人の楽しみ ミニ・ミステリ傑作選
日本傑作推理12選T U V 世界傑作推理12選&One 新 日本文芸推理12選＆ONE
黒い犬の秘密 金色の鷲の秘密 緑色の亀の秘密 赤いリスの秘密
茶色い狐の秘密 白い象の秘密 黄色い猫の秘密 青いにしんの秘密
復刻 エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン ＥＱＭＭアンソロジーＩ U
黄金の十二 黄金の１３／現代篇 クイーンズ・コレクション１ ２
EQMM90年代ベスト・ミステリー 双生児 夜汽車はバビロンへ
ミステリ・リーグ傑作選 上 下 書誌 ミステリマガジン ＥＱ
クイーンの定員 T〜W
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